少而學、則壯而有爲
  少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り
     少年の時に学んでおけば、
     壮年になってからそれが役に立ち、何事かを為すことができる。

  壯而學、則老而不衰
  壮にして学べば、則ち老いて衰えず
     壮年の時学んでおけば、老年になっても気力の衰えることがない。

  老而學、則死而不朽
  老いて学べば、則ち死して朽ちず
     老年になっても学んでいれば、見識も高くなり、
     社会貢献もでき、死んでからも、その名の朽ちることはない。

 

佐藤一斎『言志晩録』